妊活中に取り入れたい骨盤ケア&ライフスタイル

- update更新日 : 2025年05月14日
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妊活中はホルモンバランスを整え、子宮環境を整えることが大切です。その一環として骨盤ケアを取り入れることで、血流改善や姿勢の安定を図り、妊娠しやすい体づくりをサポートします。

本記事では、自宅で簡単に実践できるケアとライフスタイルのポイントを詳しく紹介します。

骨盤のゆがみが妊活に与える影響

骨盤の歪みは子宮や卵巣への血流を妨げ、栄養素や酸素の供給を低下させます。ホルモン分泌を司る内分泌系にも影響を及ぼし、排卵周期や着床率の低下につながることがあります。

ホルモンバランスとの関係

骨盤が正しく位置することで自律神経が整い、エストロゲンやプロゲステロンといった妊活に欠かせないホルモンの分泌リズムが安定します。結果として排卵のタイミングが規則的になり、受精のチャンスが高まります。

骨盤の歪みがあると交感神経が優位になりやすく、ストレスホルモンの増加や冷えを引き起こします。これが更なる生理不順や月経痛を招き、妊活を難しくする可能性があります。

骨盤矯正などで骨盤周囲の緊張をほぐすと、自律神経が副交感神経優位になりやすく、リラックスした状態でホルモンバランスが整います。妊娠に適した子宮環境の形成につながります。

骨盤内の血流改善の重要性

骨盤内にある子宮や卵巣への血流が滞ると、冷えやむくみの原因となり、受精卵の着床率が低下する恐れがあります。血流改善は子宮内膜の厚みを適度に保ち、妊娠維持に有利な環境をつくります。

当サロンの美容整体では骨盤の歪みを調整しながら、血管やリンパの流れを促す施術を組み合わせ、骨盤周囲の循環をサポートします。これにより着床に適した厚さの内膜を育みます。

セルフケアとしては、骨盤周りを温めることで血管が拡張しやすくなるため、入浴時にお湯の温度をやや高めに設定し、骨盤部をじんわり温める習慣が効果的です。

骨盤底筋の役割

骨盤底筋は子宮や膀胱、直腸を支える重要な筋肉群です。ここが緩むと内臓下垂や尿漏れのほか、子宮への刺激伝達が弱くなり、子宮体温が低下しやすくなります。

骨盤底筋を適度に鍛えることで、内臓を正しい位置に保持し、子宮への血流と温度を安定させることが可能です。妊娠後の体調維持にも好影響を与えます。

ケーゲル体操などで1日に数セット行うだけでも筋力が向上します。座ったままでもできるため、デスクワーク中に取り入れるのもおすすめです。

日常生活でできる骨盤ケア

特別な道具がなくても、日常の動作を意識するだけで骨盤ケアは可能です。まずは毎日の姿勢と簡単なストレッチから始めてみましょう。

正しい姿勢を意識する

立っているときは頭頂部から骨盤までを一直線に保ち、肩の力を抜くことが大切です。スマートフォン操作時には画面を目の高さに近づけ、うつむき姿勢を避けましょう。

椅子に座る際は深く腰掛け、骨盤をやや前傾させて背骨を伸ばします。お尻の後ろに小さめのクッションを入れると、自然な前傾姿勢が維持しやすくなります。

立ち仕事や長時間のデスクワークでは、30分に一度は軽く歩き、骨盤周囲の筋肉をほぐすストレッチを取り入れると血流が停滞しにくくなります。

簡単セルフストレッチ

床にあぐらをかき、両膝をゆっくりと上下に動かすことで、股関節周りの筋膜が伸びて骨盤がリラックスします。呼吸を止めず、深く吐きながら行いましょう。

仰向けで両膝を立て、左右にゆっくり倒す「腰ひねりストレッチ」は骨盤底筋にも刺激を与えます。つらさを感じない範囲で左右各10回ずつ繰り返します。

骨盤周囲を手のひらで軽くマッサージすることで緊張がほぐれ、血流アップにつながります。入浴後や就寝前などに行うと効果的です。

骨盤ベルトの活用

市販の骨盤ベルトは装着するだけで骨盤の位置をサポートし、姿勢改善や血流促進に役立ちます。就寝時は締め付けが強くないものを選びましょう。

日中の外出や家事の際に装着することで、無意識のうちに骨盤を正しい位置に保ち、筋肉の負担を軽減できます。長時間連続して使用する場合は着脱をこまめに行ってください。

当サロンでは、お一人お一人の骨盤状態に合ったサポート品のご相談も承っています。お気軽にお声がけください。

妊活におすすめのエクササイズ

骨盤ケアとあわせて行いたい簡単なエクササイズを紹介します。全身の血流を促し、骨盤周囲の筋力を向上させることで妊活をサポートします。

骨盤底筋トレーニング

椅子に座った状態で肛門と尿道を締めるイメージで力を入れ、5秒キープ後ゆっくり緩めます。1セット10回を目安に、朝晩の習慣にしましょう。

立ったまま行う場合は、膝を軽く曲げて背筋を伸ばし、つま先に体重をかけることでより効果的に筋膜が刺激されます。動作中は呼吸を止めずに行うことがポイントです。

続けることで歩行時や日常生活での安定感が増し、骨盤の歪み予防にもつながります。妊娠中期以降も継続できる優しい運動です。

ヨガのアイソメトリックポーズ

「橋のポーズ」は仰向けで膝を立て、腰をゆっくり持ち上げて骨盤を真っ直ぐにキープします。5~10秒キープ×3セットで骨盤周囲の筋肉と連動性を高めます。

「バタフライポーズ」は床にあぐらをかき、両膝を左右に開いて足裏を合わせ、上体を前に倒します。股関節の柔軟性向上と骨盤の可動域を広げる効果があります。

深い呼吸と合わせて行うことで副交感神経が優位になり、ストレスケアにもつながります。ゆったりした動きなので、ヨガ初心者にもおすすめです。

ウォーキングで骨盤周りを活性化

ウォーキングは全身の血流を促し、骨盤底筋も自然に刺激される優秀な有酸素運動です。1日30分を目標に、足裏からかかと、つま先へと重心を意識して歩きましょう。

坂道や階段を取り入れると、骨盤周辺の大腰筋や腸腰筋がより活性化し、体幹の安定性が高まります。ウォーキングシューズはクッション性のあるものを選ぶと膝や腰への負担を軽減できます。

屋外で行うことでビタミンD生成にもつながり、ホルモンバランスを整えるサポートにもなります。紫外線対策を行いつつ、毎日の習慣にしてみてください。

ライフスタイルで心がけたいポイント

骨盤ケアに加えて、食事や休息、ストレス管理などのライフスタイル改革も妊活成功のカギです。バランスよく実践しましょう。

バランスの良い食生活

鉄分、ビタミンE、葉酸、DHA・EPAなどは血流促進や卵巣機能を支える栄養素です。色とりどりの野菜や魚、ナッツ類を積極的に取り入れましょう。

発酵食品は腸内環境を整え、免疫力向上やホルモン合成をサポートします。ヨーグルトや納豆、味噌などを毎日の食事に取り入れるとよいでしょう。

過度なダイエットや糖質制限はホルモンバランスを崩す可能性があるため、適正体重を維持しながら健康的な食事を心がけましょう。

十分な休息と睡眠

質の良い睡眠はホルモン分泌のピークを生み、妊活に必要なプロラクチンやメラトニンの分泌を安定させます。就寝前のスマホ利用は控え、リラックスタイムを設けましょう。

昼寝は15~20分程度にとどめ、夜間の深い睡眠を妨げないようにします。就寝環境を整えるために布団や枕の高さを見直すのも効果的です。

当サロンでは骨盤調整に加え、睡眠改善のアドバイスも行っています。お気軽にご相談ください。

ストレスケア

慢性的なストレスは自律神経の乱れやホルモン分泌の抑制を招き、妊活の障害となります。深呼吸やセルフマッサージでリラックス状態を作り出しましょう。

アロマやハーブティーなど、五感に働きかける方法も取り入れると、心身が落ち着きやすくなります。自分に合ったリラックス法を見つけて習慣化することが大切です。

整体や骨盤矯正を定期的に受けることで、筋肉の緊張を解きほぐし、自律神経のバランスを整えるサポートが期待できます。

まとめ

骨盤ケアは妊活中の女性にとって、血流改善やホルモンバランスの安定に欠かせない要素です。日常の姿勢やセルフストレッチ、簡単なエクササイズを継続し、バランスの良い食生活や十分な休息、ストレスケアを組み合わせることで、着床率や妊娠維持の確率を高めることができます。

当サロンでは骨盤矯正や妊活整体、栄養指導を通じて、お一人おひとりに最適なプランをご提案しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。