自宅でできる「おうち整体」セルフケアレシピ

- update更新日 : 2025年05月17日
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日々の生活で、知らず知らずのうちに身体の歪みやコリが溜まってしまうことはありませんか。長時間のデスクワークやスマートフォンの操作、家事や育児など、同じ姿勢を続けることで筋肉や関節が硬くなり、肩こりや腰痛、姿勢の悪化を招きます。

そこで今回は、自宅で簡単に取り組める「おうち整体」セルフケアレシピをご紹介します。専門的な道具がなくても、ちょっとした動きやストレッチで身体のバランスを整え、日常の痛みや不調を和らげましょう。

 

基本の呼吸と姿勢づくり

 

整体の基本は、まず呼吸と姿勢を整えることから始まります。呼吸を深め、正しい姿勢を意識することで筋膜や筋肉にかかる負担を軽減し、全身の調整がスムーズになります。ここでは3つのポイントを実践してみましょう。

腹式呼吸で身体の土台を安定させる

椅子に深く腰掛け、背筋をまっすぐに伸ばします。片手をおへそに、もう一方を胸に当て、鼻からゆっくり息を吸い込み、お腹がふくらむのを感じましょう。

 

そのまま口をすぼめて細く長く息を吐き、お腹がへこむのを感じます。胸はなるべく動かさず、お腹を意識することがコツです。

 

この呼吸を5分ほど続けることで、副交感神経が優位になり、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。

立ち姿勢のアライメントチェック

壁にかかと、背中、後頭部をつけて立ってみましょう。かかとと壁の間に拳一つ分程度のスペースを感じれば理想的です。

 

壁から離れて普段通りに立ち、左右のバランスや重心のかかり具合をチェック。片足に体重が偏っていないか、膝が緩んでいないか確認しましょう。

 

おうち整体の前後で立ち姿勢を比べると、呼吸で整った身体感覚を実感しやすくなります。

肩甲骨を寄せて胸を開くドローイン

両肘を直角に曲げ、肩甲骨を背中の中央に寄せるイメージでゆっくり引きます。そのまま胸を開き、肩まわりに心地よい伸びを感じましょう。

 

この姿勢をキープしつつ、腹式呼吸を続けると胸や背中の柔軟性が高まり、肩こり予防にも効果的です。

 

無理に力を入れず、優しく肩甲骨同士を近づけることを意識すると続けやすくなります。

 

首・肩まわりのセルフケア

 

スマホやパソコン作業で酷使される首・肩は、血行不良が慢性化しやすい部位です。短時間でできるストレッチやほぐしを取り入れて、こり固まった筋肉をほぐしていきましょう。

首の側屈ストレッチ

椅子に座った状態で、右手を頭の左側に添え、ゆっくりと右斜め前へ引きます。首の左側の伸びを感じたら20秒キープ。

 

反対側も同様に行い、左右2セットずつ実施します。筋肉がじんわりと伸びる感覚を大切にしましょう。

 

強く引っ張りすぎると逆効果になることがあるため、心地よい範囲で行うのがポイントです。

肩甲挙筋ほぐし

テニスボールやクッションを背中の肩甲骨付近にあて、壁と背中で押し当てるように体重をかけます。痛気持ちいいポイントで20秒キープ。

 

少し場所をずらしながら、筋膜のつながりを意識してほぐしましょう。血流が良くなるのを感じられます。

 

長時間同じ部位に圧をかけず、動かしながらポイントを探ると効果的です。

上腕三頭筋を伸ばすストレッチ

片腕を頭の後ろに回し、肘を曲げて手を肩甲骨に近づけます。反対の手で肘を支え、真下へ軽く引き下げましょう。

 

上腕の裏側から肩につながる筋肉がじんわり伸ばされ、腕の疲れや肩こりの改善につながります。

 

呼吸は止めず、ゆっくり深呼吸を繰り返しながら20秒程度キープしてください。

 

背中・骨盤の調整レシピ

 

背中や骨盤周りの歪みは、姿勢の悪化や腰痛、O脚・X脚などの原因に。おうち整体では簡単な動作で背骨や骨盤のアライメントを整え、日常のクセを修正しましょう。

キャット&ドッグで背骨を動かす

四つ這いになり、息を吐きながら背中を丸め(キャットポーズ)、息を吸いながら背中を反らせ(ドッグポーズ)を繰り返します。

 

上下の動きで背骨がしなやかに動き、硬くなった筋膜がほぐれます。5~10回を目安に。

 

腰部に痛みがある場合は無理をせず、可動域を小さめにして行いましょう。

骨盤リセットツイスト

仰向けで膝を立て、両膝を右に倒します。そのまま5秒キープし、中心に戻してから左へ倒す動作を左右交互に繰り返します。

 

骨盤の歪みがリセットされるように、ゆっくり呼吸を続けながら行いましょう。8回程度が目安です。

 

倒す角度は違和感がない範囲で調整し、腰や背中が浮かないよう注意してください。

腰回し(骨盤周りのほぐし)

立った状態で足を肩幅に開き、お腹に力を入れて骨盤だけを左右にゆっくり回します。前後にも動かすと多方向から刺激できます。

 

一方向につき10回程度、呼吸を止めずにリズミカルに行うと血流が促進されます。

 

肩や首はリラックスさせ、骨盤周りの動きに集中して行いましょう。

 

腰痛対策と下半身ケア

 

腰痛は全身の不調と密接に関連し、足元のバランスが崩れると腰に負担が集中します。足首やふくらはぎのセルフケアを取り入れ、腰痛予防に役立てましょう。

ふくらはぎストレッチ

壁に手をつき、片足を一歩後ろに引いてかかとを床につけます。前脚の膝を軽く曲げて、ふくらはぎがじんわり伸びるのを感じましょう。

 

20~30秒キープし、左右交互に行います。足首の柔軟性が高まると腰への負担が軽減されます。

 

足裏全体が床につくよう意識し、反対側も忘れずに行ってください。

股関節開き(バタフライストレッチ)

床に座り、両足の裏を合わせて膝を左右に開きます。手で足首を持ち、背筋を伸ばして上体を前に倒しましょう。

 

内ももの筋肉が心地よく伸び、股関節周りの柔軟性がアップします。呼吸を深くして30秒程度キープ。

 

背中が丸まらないよう、胸を軽く張るイメージで行うのがポイントです。

足裏ほぐし(テニスボール活用)

椅子に座り、足裏でテニスボールやゴルフボールを転がします。土踏まずやかかとに当たるポイントを探しながら刺激しましょう。

 

1分ほどコロコロと転がすだけで、足底の筋膜がほぐれ、浮腫み予防や冷え改善にもつながります。

 

痛みが強い場合は圧を弱めるか、タオルを重ねて刺激量を調整してください。

 

まとめ

 

今回は自宅でできるおうち整体のセルフケアレシピをご紹介しました。呼吸と姿勢の整え方から、首・肩、背骨・骨盤、腰痛対策、下半身のケアまで、日常に取り入れやすいメニューを厳選しています。継続することで身体のバランスが整い、慢性的なこりや痛みの緩和、姿勢改善に役立ちます。

 

当院ではさらに専門的な整体や骨盤矯正、マシンを使ったダイエットや妊活サポートなど、幅広いメニューをご用意しています。セルフケアで物足りなくなったら、ぜひ当院の施術もお試しください。あなたの健康と美しさを全力でサポートいたします。